「渋幕」がブラック校則とは無縁のワケ 制服ある・なしも生徒が決める“独自ではない”ルール

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 ツーブロック禁止や地毛の生徒に頭髪指導……。一時期、さまざまなブラック校則が取り沙汰された。現在、こうした校則は少しずつ見直される動きが見られ、その見直しの機会が生徒たちの「ルールメイキング」の場として用いられることもある。「ルールメイキング」とは、自分たちの学校の校則やルールを対話的な活動を通して見直し、子どもたちが主体的に関われる学校をつくっていく取り組みを指す。

「自分たちが身を置く組織に対して、当事者意識を持って関わっていく姿勢を養うのがルールメイキングの体験です。理不尽に感じられるルールに対し、主体的に関わっていくことで変化を促す。今後、私たちはそういった子どもたちを育てていく必要があるのではないでしょうか」

 こう語るのは教育ライターの佐藤智さん。近著『渋幕だけが知っている「勉強しなさい!」と言わなくても自分から学ぶ子どもになる3つの秘密』(飛鳥新社)の取材で得た渋幕の事例が特に参考になるという。

 渋幕とは渋谷教育学園幕張中学校・高等学校のこと。14年連続で東大合格者数が全国トップ10入りを果たしている千葉県のスーパー進学校だ。

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